LGがつくった「素のAndroidスマホ」内も、外も、素敵:Android One X5 ハンズオン
LGのスマホで、毎日がラク、ラク、ラクになる(このCMすき)。
LGエレクトロニクスから、新しいAndroid Oneスマホ「Android One X5」が発表されました。IFA 2018にてお披露目された「LG G7 ONE」が、Y!mobile仕様になったという次第です。FeliCaが載っている以外、ハードはおんなじ。
4GBのメモリ、シングルカメラと、カリカリなスペックではないので、サブ機にいいよねーなんて話をしてたんですけど、Android One X5はOSとデザインがなかなか良い。
素に近いAndroidが搭載されている
Android One X5の持ち味は、メーカーの味付けがないプレーンなAndroidを搭載していること。これは、Googleとメーカーが協力して作り上げる、Android Oneだからこそ。
LGにとって史上初のAndroid Oneであり、現状Y!mobileにとって史上最高レベルのスペック。実際に触ってみると、なんともスルスル動いて気持ち良いじゃないですか。
Snapdragon 835に3,000mAhのバッテリー、IP68の防水防塵など、性能も頑丈さも頼もしいスペックです。スナドラ835は2017年のハイエンド機で主流だったプロセッサですから、1世代前のもの。それもまた時代の流れですなぁ。
心地よいマットの感触
背面は反射を抑えたマット加工。これ、持ち心地も良いし、雰囲気もドギツくないし、作りがかなーり良いんなんです。ミスティックホワイトのほうは、光の関係でややオフホワイトにも見えます。グレー5%に少しイエローを足したような感じというか。
ノッチ持ちの6.1インチの液晶ディスプレイは1,000ニットの輝度をほこり、現状スマホの中でもトップクラスに明るいそうです。iPhone XR(液晶ディスプレイ)と輝度を比較しても、かなり違いを感じました。
重さは158g。iPhone XRと比べて、ちょーっとだけ細身で、とても軽いといった感じです。握ってみると程よいサイズ感で、Android Oneの立ち位置とも上手く噛み合ってると思います。そのくせ、CPUはスナドラ835ですしね。
これは豆知識なんですが、Y!mobile Android Oneは、どの機種でもカメラのUIは同じなんですって。どの機種を使っても同じカメラ体験を提供したいという、Y!mobileの意図らしいですよ。
とーころが、Android One X5は、Y!mobileのAndroid ONEとしては初となる独自のカメラUIを導入。Google レンズとAIカメラ(と何も設定しないプレーンなカメラ)を選べるようにしました。
これなら切り替えもわかりやすい。しかもこのUI、カメラ撮影と動画撮影を1つの画面で操作できるようにもなってるんです。スライドやタップで設定を切り替えないで良い、これは便利だ〜。
AIカメラは、レンズを向けると被写体を自動認識します(料理やペット、風景など)。こうしたビル街はどう認識されるのかなーと思ったら、タワーや都市広場というように認識されて、ちょっと感動しました。右下には街と出てますし、街の中でもさらに細かいジャンルがあるみたい。
何かと程よく、かつスペックも諦めないAndroid
Android Oneというと、スマホ初心者やローエンドモデルといった印象でしたけど、なんでしょうね。特にハイスペックだったり飛び抜けた機能があるわけではないんですけど、Android One X5はなんか使いやすかったんです。
ディスプレイは綺麗で明るいし、本体の質感は良いし、OSもシンプルだし、色んなステータスを程よいところにまとめてくれています。「メーカーの手の入ったごちゃっとしたUIは避けたいけど、Android Oneはスペックがなぁ」という、カユ〜いところをピンポイントで狙ってきました。
まぁ、お値段7万7300円(税抜)ですから、ローエンド目線よりミッドレンジクラスとみるべきでしょう。これからのAndroid Oneシリーズにおいて、スペック的な振り幅を予感させる分水嶺的モデルといえそうです。
2018-12-04 22:56:18